顧客を絞り込む方法として、ペルソナ設定というものがあります。

顧客を絞り込む方法で、ペルソナ設定は有効だと思いますが、
クライアントの方とお話をしていて気になるのが、ペルソナ
設定をする事にこだわり過ぎている事。

ペルソナ設定を行う理由としては、そのペルソナが、何を目的と
して行動しているのかを、明確にする必要があるからです。

「顧客は、何を目的として行動しているか。」
これが一番重要です。

環境変化が激しくなり、ニーズも多様化してきていて、
いま流行っているものでも、数か月後には陳腐化して
いる可能性があります。

例えば、ひと昔前、自動車を選ぶ理由は「壊れない」でしたが、
今ではほとんどの自動車が壊れなくなっています。
その次は、「ファッション性やステータスシンボル」で選ばれて
いましたが、これも環境変化により陳腐化。
今では「機能性や快適性」が重視されるようになってきました。
次の時代は、「所有せず必要な時に使う」という流れになって
いくでしょう。

ペルソナを設定しても、顧客の目的を明確にしなければ、意味が
ありません。

特にインターネットビジネスでは、自動車業界のようにゆっくり
とした環境変化ではありません。
顧客のセグメント化は、その顧客が何を目的としているかで
絞り込む方が効果が期待されると考えています。