コラム

ニーズとウォンツの概念を理解する。

ウェブに限らず、マーケティングの
仕事をしていると、必ず目にする
フレーズがあります。

それは、
 ・ニーズ
 ・ウォンツ
というフレーズ。

どちらも重要な概念で、切り分けて
考える必要があるのですが、
ニーズを探る時や、ニーズを満たす
施策を考える場合、ウォンツが
重要になってきます。

そのためには、ニーズとウォンツの
違いを正しく理解しましょう。

ざっくりと言うと、

ニーズとは、
「顧客が欲しがっている状態」

ウォンツとは、
「欲しがっている状態を解決する手段」

となります。

例えば、「部屋の掃除をしたいが面倒」
というニーズがあったとします。
これは、キレイな状態の部屋が欲しいけど、
面倒だ。という状態です。

これを解決する方法としては、
・ルンバの様な自動掃除機を導入する
・家政婦さんにお願いする
・そもそも汚れないようにする
・ほこりがたまらない様に換気システムを
 導入する
など、色々とあります。

この解決する方法がウォンツになります。

そして、この顧客が家政婦さんにお願いを
した場合、家政婦さんは、さらに売り上げを
上げようと、料理や洗濯物もするとオプションを
提案するでしょう。

顧客が欲しいのは、掃除された部屋であって
料理や洗濯物はまた別のニーズになる可能性が
あります。

ここは、掃除しなくても部屋をキレイに保つ
道具であったり、片付け方法のコンサルだ
ったりした方が、オプションを追加
出来る可能性が高くなります。

ウォンツには必ず、ニーズが隠れています。
そして、ウォンツに対し、どのようなニーズが
隠れているのか、そこを聞き出す質問力が
大事です。