消費者の消費意欲が変わり、ファスト
ファッションなどに軸足が移っている
アパレル業界。
安売りが当たり前になり、ブランドだけ
では売れない時代になりました。
その様ななか、サンフランシスコの
ファッションブランド「EVERLANE」は、
原価や人件費などすべてをオープンに
する事で透明性を図り、話題となっている
企業。
消費行動が変わりつつあり、宣伝広告費
をかけるだけでなく、SNSで共感され、
シェアされる仕掛けが必要になります。
今回は、EVERLANEをAB3C分析しました。
※AB3C分析は、一般社団法人ウェブコンサルタント協会の
ものを使用しました。
高級ブランドの製造過程では、アジアや
アフリカの人々が低賃金で過酷な労働環境に
おかれている事がニュースになりました。
人々は次第に、そのような搾取して
作られたものを敬遠する様になってきています。
EVERLANEは、原価や製造工場の労働者を
公開する事で、企業の透明性を図り、
それが大きなPRをしなくてもSNSで話題に
なっています。
詳しい情報は、ここをご覧ください。
さて、AB3C分析は以下です。
【お客様(Customer)】
・ラグジュアリーベーシック
(高級な生活必需品)を求めている人
【ベネフィット(Benefit)】
・ただの消費ではなく、自己実現や
自分のアイデンティティを示せる
【自社の強み(Company)】
・企業イメージ
【競合他社(Competitor)】
・アパレルメーカー
【差別的優位点(Advantage)】
・原価、製造工場の職場環境など
すべてをオープンにすることに
よる企業イメージ
物が溢れている現代は、何を買うか
よりも誰から買うかも選択肢の一つに
なってきています。
消費者が求める情報は、広告を
行わなくても、勝手にシェアされ、
世の中に広がっていきます。
そういう人々が求めている
価値を作っていく。
この様な視点が大事です。